ネパールについて

ネパール国の特徴

93の異なる言語や地域語を持ち100以上の民族が暮らしているネパール連邦民主共和国(通称ネパール)は南アジアの連邦共和制国家です。 東・西・南の三方をインドに北方を中国チベット自治区に接する西北から東南方向に細長い内陸国で首都はカトマンズ、人口は約2600万人、国土面積は約14.7万平方キロメートルあります。ネパールと聞くと、まずエベレストを連想される方が多いのではないでしょうか。世界に14座ある8000メートル級の峰の中で8座がネパールに位置しています。山岳地帯から丘陵地帯そして平原と豊かな地形が広がっており、ヒマラヤからの水源も豊富ですが、近年は近代化に伴い深刻な水不足に悩まされているのが現状です。
言語については公用語はネパール語ですが、都市部の私立学校で教育に使用されたりイギリスがネパールの経済援助主要国第1位ということもあり英語も比較的頻繁に使用されています。就労人口の約66%が農業に従事しており先進国から多額の開発援助を受けています。当事業団ではネパールと日本が技術的面でも国際交流面でも大きく躍進ができるような協力ができればと考えております。
エベレストネパール国ネパール国

クマリ(Kumari、Kumari Devi)は、ネパールに住む生きた女神である。
330万の神が宿るといわれているネパールではヒンドゥー教の信者が約80%、仏教徒が9%、イスラム教徒が約4%となっています。平成18年には議会で非宗教家国家と宣言され、様々な宗教を受け入れることが認められることとなりました。ネパールの人々のまじめで穏やかな性格は、豊かな自然環境と熱心な信仰心によるものかもしれません。

ネパール人の特徴

ヒマラヤ山脈に囲まれた雄大な自然の中で生活しているネパールの人々は、国民性として温厚で明るく朗らかであり、また日常生活ではライフラインがまだ整備されていない場所が多いため、必要物資の確保に肉体労働をする機会があり、それらの肉体労働で培われた体力により身体能力に優れている人が多数おり、周りの方と協調して物事に取り組む姿勢もあります。
働く人々 この様な過酷な自然環境の中で生活してきたため、忍耐力が養われ、その忍耐力により、どのような仕事環境でも柔軟性を持って取り組んでいける人が多いのではないでしょうか。国内の産業の約66%が農業であるという環境から、若者の技術取得への情熱が強く、日本での知識や技術を身に着けたいという意欲が強く向上心が高い傾向があります。
また、日本はアジアの中の先進国という意識が強く、親日家であり日本語とネパール語の文章の並びが類似している事などから日本語の習得に関しては、意欲的に取り組む方が多く上達が早い方が多いように思われます。日本では、カレーの専門店などでネパール人と話す機会があったりされるのではないでしょうか。日本人に顔が似ているネパール人も多くいて親しみやすい国であることはお分かりいただけると思います。

ネパールは国民の9割が宗教を信仰しているため、とても信仰心が厚く、しっかりとした道徳心を持ち合わせており日本在留外国人(2018年6月調査)ではアジア人の総数2,196,170人のうち85,321人で5位でしたが、警視庁がまとめた2018年統計国別外国人犯罪のデータでは総数6,450件のうち99件(1.53%)で9位というとても低い結果になっています。また、不法滞在者の人数はデータに載らないほどの低い水準を保っているのも規律を守るネパール人の気質と言えます。

統計表


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